荒井製作所 創業者の想い

ARS The founder's spirit.

創造の世界を広げ、多くの人に貢献する

「株式会社 荒井製作所」当社の名称は、創業者・荒井芳男(1915-1993)に由来しています。
1915(大正4)年東京生まれ、日本大学工業学校機械科を卒業後、東京瓦斯電気工業(株)鍛造部をはじめ、航空機用革パッキンメーカー、革製品メーカーに勤務した経験から世界に先駆けて合成ゴムによるオイルシールの製造に着手しました。

荒井芳男は1951年12月東京都台東区石浜町に合資会社を設立、合成ゴムを使用したラバーシールの“「吸引作用」発見”を契機に試作研究を繰り返し、1955年遂に高性能なシールを完成させました。

“常により優れた製品を創り、時代の要求に応える” を社是として、社員一人一人の人間性を高めることを第一としました。それが企業の発展と社会貢献に繋がる、と考え経営理念の一つとしました。
さらに「世界をめざす企業には、良い企業名とロゴマークが必要だ」と考えた荒井芳男は、社名は簡潔に「荒井製作所」とし、最初の商品となったArai Rubber Sealの頭文字をとった「Ars」をマークと定めます。そしてそのデザインを、国際的なグラフィックデザイナー・福田繁雄(1932-2009)に依頼しました。これが今日ある社名とマークの由来です。
「Ars」の頭文字は、荒井芳男が常々社員に提唱していたA=Art , r=Roman, s=Science の意味も込められています。

クリエイティブな経営方針と不屈の努力により、一代で荒井製作所を世界企業へと育てあげた創業者・荒井芳男。
そのフロンティア精神は、今も、当社に脈々と受け継がれています。